My 3rd Life

それまでの私、こどもと私、これからの私。

習い事について

小さい時、両親が泳げるのに、自分が水泳教室に通っているのが、不思議だった。

それを母親に聞いたら、「自分は泳ぎが得意ではないし、お父さんは島育ちで泳ぎは得意だろうけど、自己流だから、きちんとしたフォームを習った方がいい。」との回答だった。

その時は、ふーん、と引き下がったけど、イマイチ納得はしてなかった。

 

今親になり、自分の経験から、子どもにはこうしたいって思う事は色々あるけど、自分が出来ることは、習わせるんじゃなくて、自分で直接教えたいってのも、その1つ。

水泳、私は教室に通って、バタフライまで泳げるし、フォームも綺麗なのかも知れないけど、でも泳ぐの遅いし、とりあえず今までのところ、泳げた事が特別役に立ったって事は、ない。

平泳ぎは海でもプールでも、確かに泳げてよかったなとは思うけど。

正直他の泳ぎは、学校の体育で多少役立った程度だ。

書道も習ってたけど、ただその場所に行って、書いてただけだし。

確かにたまに先生が直してくれたりもしたけど、わざわざ通ってた甲斐があったのかというと、とても疑問だ。

 

なので、子ども達には、私(とたまに旦那も)が泳ぎを教えている。

長女は本人が積極的だった事もあって、3年生である程度形になり、4年生で25M、今は50Mも泳げるし、遅いけど背泳ぎ出来るし、バタフライもまだ練習中だけど、ほぼ泳げるようになってる。

長男にも同じように教えてるんだけど、顔に水を浸けるのをどうしても嫌がり、1、2年生の時はほとんど上達しなかったけど、背浮きの大切さを説いて(動機付け)何とか背浮き、背泳ぎの練習だけさせてて、それでも今年は何とか、クロール泳げるようになりました。

息継ぎがまだ出来ないけど、まぁここまでくれば、時間の問題でしょう。

長男は全然やる気なくて文句ばっかで、教えるのも苦労したけど、でも今となってはいい思い出です。(^^;)

 

あと、ピアノも私が教えています。

ピアノを子供に教えてる、という言うと、「音大出なの?!」って言われるけど、もちろん違うし、子どもに教えるのに、そこまでの技量、要らないと思う。

特にピアノは教本が豊富で、この時期ならコレ、と目安が分かるし。

ある程度教えて、適性があるとか、本人が希望したら、習えばいい。

確かにピアノの発表会はいい経験になるし。

 

書道は、冬休みと夏休みの宿題で出るので、そういった長期休みの時に、2、3回見るようにしている。

私は特別習字が上手い訳じゃないけど、大人だから子供よりは十分上手いし、筆を立てて持つ事、トメハネハライの力の抜き方、字を大きく書く事、を教えるだけでも、劇的に上手くみえるようになるし、一緒に筆を持って何回か書いたりしてるうちに、本人もコツを掴んで、書くのが楽しくなってくるように見える。

というか、旦那が意外に書道上手くてびっくりした。

聞いたら、確か1級まで行ったと言っていた、、何だこんな身近なところに使える人が居たのか。

 

あと、英語も教えている。

が、英語は結構、難しい。試行錯誤中。

小学校低学年のうち(幼児期には教えない事にしている、、、日常的に使い続けないと忘れるし、先にきちんと日本語をマスターすべきだという家庭方針)は割と喜んで取り組むのだけれど(本当に教えたいのは上の子なのに)、そろそろ本格的にやって欲しい高学年時期になると、時間を取っての英語の勉強を、やりたがらなくなるのだ。

かといって、日常的に使おうとしても、イマイチ上手く行かない。

こちらが英語で話し掛けても、日本語でしか答えないし、そもそも逃げて行ってしまう。

これはモチベーションがないと無理と悟って、長女には仕掛けをし、今のところそのおかげでやる気になっていて、この感じが続けばいいなと思ってるけど。

(仕掛けに関しては、長くなるのでまた別の機会で、、、とにかく、本人が英語を喋りたい、喋れないと、と思わないと無理)

 

あと、そろばん。

と言っても、私はソロバン、やった事がないのだが。

そろばんは、最初通わせていて、長女は教室が見付からずブランクがあるものの今も通っているのだが、真ん中の子には、私が教えている。

本当は通って欲しいし、本人もソロバンは嫌いじゃないのだけど、友だちと遊んでるのに、ソロバンのために自分だけ先に帰らなければならないのが嫌だと言うので。

気持ちは分かるし、私も毎回呼びに行ったり、押し問答するのも疲れたし、友達遊びだって大事なので、ソロバン教室は辞めてしまって、家でする事にした。

その時点で5級程度で基本的な事は出来てたし、長女に聞く事も出来るので、今のところ、私がソロバン出来なくても、何とか教えれているように思う。

私は珠を弾くのは劇的に遅いが、大人なので、テキストでやり方を理解して教える事は出来るのだ。

ただ、基本的には暗算出来ないと意味ないので、そちらに誘導出来てるのかと言うと自信ないので、出来れば通って欲しいのだけれど。

 

話が少し逸れるが、長子にきちんと習わせたり教えたりするのは、下の子にそのコストを掛けるよりも得だと思う。

上の子が習ったり練習していると、下の子はそれが当たり前だと思うし、家で長い時間を共に過ごすので、倫理観も継承し易い。

長女が幼い時に、絵本を敷石のように並べて踏んで歩く遊びをし始めた事があり(単に形を利用しただけで悪気はない)、その時に、絵本は踏んじゃだめ、本には、書いた人の思いが詰まっていて、本を踏み付けにするのは、その人を踏むのを同じ事だよ、って注意した事があったのだけれど(幼い私に母が教えてくれたまんまやけど(^^;)、それを、少し大きくなった長女が、同じように絵本を踏もうとした弟に説教してる場面に遭遇した時に、何というか感動すると同時に、これは、、使える!!とも思いました。(^^;)

  

思い返すと、そういえば父親は私に色々教えてくれてたなぁ、、

人生の教訓めいたものももちろんだけど、将棋や五目並べ、麻雀、トランプ(大富豪)の相手もよくしてくれたし、スケートもスキーも父に教わった。

スキーは一度、ちょっと挑戦してみるか、と中級コースに連れていかれて、でもそれが急斜面にめっちゃデコボコのあるコースで、しかも結構吹雪いてきちゃって視界も悪く、私は正直無理だと思った。

ももうリフトで上がっちゃってるし、父は何とか降りよう、斜めに、少しずつ降りれば大丈夫だ、という。

しかも、もう1人年子の弟も一緒で、父は弟の面倒を見ていて、私は一人で降りなければならなかった。

滑り出す度に怖かったし、何度も転んだ。

正直やっぱり無理だと思った。

けど父は、大丈夫、もっと斜めに、少しずつ行けば行けると。

仕方ないのでトライしてくうちに、確かにコツを掴んできて、あんまり転ばなくても進めるようになり、ごくごくゆっくりで時間掛かったけど、気付いたら、ちゃんと下まで降りて来ていた。

自分、凄いと思った。やれば出来るんだって、ホントに思った。

今でも、先が困難でデコボコが沢山あるような地点に立った時、あの時のコースを思い出す。

そして、困難に見えるけど、やり出せばちゃんと、少しずつでもクリアしていけば、だんだん楽になって、最後はゴールに行き着くって思える。

 

実際のところ、私は結局、そんなにスキーは上手くならなかった。

父が転勤族で、そんな風に気軽にスキーに行けてたのは長野に住んでた時だけって事もあるかもだけど、運動は全般に苦手だし、基本的に運痴なんでしょう。

マラソンだけは得意なタイプ。(^^;)

でも技量だけでは全然ないんだ、教えて貰った事は。

私も、技術以外の事も、共有しながら、子どもに教えて行きたいと思ってる。

それに特にピアノがそうだけど、下の子になるにつれて、自分の教え方どんどん上手くなってるし。

どうしたら上手く教えれるかな~って試行錯誤するのも、結構楽しいものです。

(お互い熱くなって衝突する事もあるけど・・・(^^;))