My 3rd Life

それまでの私、こどもと私、これからの私。

縮図を見た気がした

昨日は休日授業参観の振替休日で小学生がお休みだったので、ブログもお休みしました。

そこは子ども優先で。

小学生ズはほとんど手は掛からないけど、趣味のブログを書いてるとこではなく、やはり甲斐甲斐しく動いて働いてる姿を見せた方が教育上良いと思うので。

 

で。

今日はその、休日授業参観の話を書こうと。

授業参観自体は、まぁ普段通りというか、授業内容を参観するだけで、特に上の子は高学年なので、もう観るまでもない感じではあるのだけれど。

真ん中の子は、この夏休み中に担任の先生が代わって。

それも、夏休みが終わる寸前まできちんと決まらなかったらしく、保護者に連絡があったのも9/1で、結構、ざわ・・みたいな感じになっていて。

参観の後、真ん中の子のクラスだけは、担任が代わったので臨時の保護者会が開かれて、保護者の関心も高かったんだろうし、休日な事もあり、出席率はほぼ100%に近かったんではないかと思います。

 

辞めちゃった担任の先生は、凄くいい先生だったし、高校生と中学生の兄弟の母でもある事から母親からも信任されてたみたいで、お母さん達の落胆は大きく、ガッカリしてるって話もチラホラ聞こえて来てて。

子どもの支持も厚かったらしく、凄く前の先生を慕ってて、新学期に帰宅して泣いたりした子も居たみたい。

 

最初に教頭先生から説明があって、前任の先生は、子供さんが、親が家につきっきりで居なければならない状況になったための退職だそうで。

で、新たに担任になった先生は、もともと高学年の理科を担当してみえてて、子ども達と面識があるし、うちの子達は面白い先生だと家で姉弟で話してるのを聞いたりしてたし、授業参観中も凄く頑張ってる様子が伝わって来て、旦那も面白い先生じゃん!って気に入ってて、ホントいい先生だと思うんだけど、

体調に不安があるという噂があるのと、要介護の認知症のお父さんのケアで、学校を休まざるを得ない日があるという事で。

学校側も保護者側も、若干不安のある2学期スタートとなった訳だけど。

 

保護者からは特に不満とか文句とかも一切なく、私はホッとしたというか、何ていうか、個人の抱える事情が受け入れられる社会になりつつあるのを感じで、むしろ良かったなと思ったり。

怪我や病気など、身体的な問題なら、そういう風に説明されると思うから、多分前任の先生のお子さんは、精神的な問題、引きこもりとか不登校、もしくは非行が原因なんだと思うけど、少なくとも私が話をした周囲のお母さん達は、そりゃ仕事の学校の事より、やはり自分の子を優先すべきで担任辞めちゃっても仕方ないって意見だったし、責任感の強い先生だったから、ひょっとしたら1学期の間も、家庭と仕事の狭間でしんどかったのかなぁと思ったり。

で、新しく担任になった先生も、身体や家庭の事情で生徒が不利益を被る事がないよう、学校全体でサポートするという姿勢が伝わってきたし、何ていうか、学級懇談会というより、新担任の先生の決意表明の場と化してて、そのやる気と、久し振りに担任が持てるという喜びに溢れてて、むしろ応援してあげたくなりました。

 

完全に統制されたクラスで伸び伸び授業に取り組むのも、もちろん素晴らしいけど、子どもからは完璧にみえるような学校の先生でも、それぞれ事情を抱えている事に触れながら、それを周りがフォローする空気、を感じられるのも、それはそれで子供にとって、よい経験になるのではないかとも思うし。

あ~でもうちのガサツな長男ではあんまり関係ないのかな、、

うちの子は担任の先生にあんまり左右されないタイプっぽいけど、繊細な子だと、ひょっとしたら親御さんは色々心配してるのかも知れませんね。(^^;)

 

何にせよ、成熟し、衰退をし始めてる日本では、老人が増え、子育てに必要とされる原資が増える一方、それを支える世代が減ってく訳で、個人の抱える事情ってどんどん増えていくはずで、個人の事情に寛容な社会にならざるを得ないし、助け合って個々の地域社会(自分の属する小さなまとまり)を運営していけるといいな、と思いました。