ゼロ学の話
「名刺入れ、買い換えるなら何色がよい?」
たまに旦那からこういう連絡が来る。
何で私にこんな事聞いて来るかと言うと、私が昔、ゼロ学という運勢鑑定術を学んでいた事があるからだ。
というか、それを勉強したのも、結婚当初、旦那に勧められたからだけど。
ゼロ学って、細木数子さんの六星占星術(名称違うかも)ライクなもの(ゼロ学の人は、細木数子さんが真似をしたって言ってたけど)で、生年月日からその人の属性を判別し、運勢を鑑定する事に適した学問、である。
術というよりは学問であると中の人は言い切ってたし、実際学問の一種と言ってしまっても間違いではないと思う。
過去の分析に基いて現在を分析し、未来を予測するのに適した、統計学に近いものっぽい。
そもそも私は理系だし、科学的思考性向の強いタイプなのだけれど、旦那は違って、神頼みみたいなのが大好き。
開運グッズが凄く好きで、すぐ買っちゃうし、人に貰っても喜ぶ。
一時期、神棚を欲しがってうるさかったのだが、会社に作ることで家に設置するのは諦めてくれた。
神棚用の榊(と会社の熱帯魚)の世話は旦那の仕事である。
その流れでゼロ学にもハマっていて、結婚する時もわざわざ相性を鑑て貰ったりした。(--;)
で、ゼロ学は来るよ、お客さん紹介するから勉強して資格取ってよと言われ、半信半疑ながら受講し、一応鑑定士の資格を取るまでは行ったので、旦那からこうして色とか聞かれるのだ。
ただ、私の中では、どうしても胡散臭さを払拭出来なくて、これを仕事としてお客さんからお金を取る気にはなれなかった。
それに本部のやり方にも疑問に思うところがあり、、、
ゼロ学は登録商標で、継続して看板代を払わないとゼロ学鑑定士を名乗れないので、お客さんとってお金を取るような事はしてないし、旦那の知り合いや自分の知り合いには無料で鑑てあげたりもしてたけど、すっごく疲れるので、それも旦那に、私もうムリと断った。
中の人曰く、ゼロ学というツールを使っての鑑定であって自分の判断ではないのだから、自分自身には責任はないという事なのだけれど、相手は真剣に相談してきてて、それに自分自身半信半疑のゼロ学の鑑定結果を伝えるのは、気が重い作業だった。
旦那にも、私の立場はちゃんと表明してあるのだが、旦那はゼロ学にハマってるので、こうして聞いて来るし、まぁ、旦那の人生と私の人生は一蓮托生みたいなものなので、旦那に対しては気楽に回答している。
ただ、胡散臭いながらも一定の真実はあって、私もゼロ学信奉してる部分がない訳じゃない。
昔カジノで働いてた事があるんだけど(日本では違法、、、だけどもうとっくに時効^^;)、その時はよく、目に見えない運気を、見た。
ツイてる、ツイてないの波、流れ。
運気の流れというのは確実にあって、カジノとかだとそれはごく短時間で凝縮されて体験出来るけど、通常はもっと長いスパンなので、自分も周囲も結構気付かなかったりする。
(もちろんカジノでだって、自分がツイてない自覚なくドンドン沈んで行く人も多い)
そういった運気を鑑るのには、ゼロ学は恐らく適している。
それにこういう流れって、本人の自信に上向きの影響を受ける事も多い。(関係ない事もあるけど)
なのでゼロ学で、今は絶好調です、そのまま突き進んでください、なんて言われてその気になるだけでも、正直効果あると思う。
勝負事する人とか試合運びとか、会社経営やってく人には、この流れを制する、少なくとも意識するのは必須スキルだと思う。
どちらかと言うと、そういった時空に多く居る旦那がハマるのも分からないでもない。
特に旦那は、決断事が減らせるのが有難い、らしい。
日々色んな事を決めてるので、名刺入れの色でも指定されてると考えなくて済むし、しかもそれが運気を上げる(もしくは下げない)ならば、申し分ない、みたいだ。
それに、実はどちらも選んでも問題ないけど、どちらかを選ばなければならない局面で、こっち、とゼロ学が導いてくれるのも大変楽だと言っていた。
(私はそこまで断定的な鑑定は出来ないので、まだ時期じゃない、とか、やるならこういう面を意識して、とか、今ならいいんじゃない、程度のアドバイスだけど)
とりとめのない文章になっちゃったけど、、、さわりだけをツラツラ書いてたらこんな風になっちゃった。
まぁいいや。